子どもの気持ちに寄り添って心身の発育を培う。

幼稚園は、就学前3歳~6歳の子どもたちが、各々の家庭の保護のもと から離れて、初めての集団生活(小さな社会生活)を始めるところです。 幼稚園は就学前の発達の基礎となる様々な力を培う園児のための教育 機関として、幼稚園教育要領に基づく豊かな体験活動のカリキュラムを編集します。 人格形成の大切なこの時期、園児たちはより良い環境の中で、『あそび』を中心に先生や友達との関わりを大事にした園生活を送ります。 先生たちは日々の子供たちとの関わりの中で、思いをくみとりながら、 保育者としての願いを重ねて保育に取り組んでいます。 子どものより良い発達を促するための研究・研修を重ねたり、家庭と 密に連絡をとり、相互に支え合うことを大切にしているのも幼稚園の特徴です。 最近では、自ら動き出す「主体性」を育み、『生きる力』や『心の教育』も大切に考え、21世紀を担う子どもたちの健やかな成長を願っ ています。また、地域に開かれた幼稚園として、地域行事や育児相談などの試みも始められています。

認定こども園は、子ども子育て支援新制度という新たな仕組みのなかで、教育・保育を一体的に行う施設で、いわば幼稚園と保育所の両方の良さを併せ持っている施設です。

幼稚園・認定こども園を選ぶポイント

各園で開催している公開保育への参加や園見学ができますので、問い合わせてみましょう。直接先生方からの園の考え方や雰囲気、入園準備などを聞くとよいでしょう。運動会などの行事は園児や先生たちの姿を自 分の目で見れる良い機会です。園選びのポイントにもなります。

通園できる範囲

距離は関係なく通園はOKです。また、幼稚園は年齢も満3歳より入園できるようになりました(要相談としている施設あり)。認定こども園は施設形態によって入園できる年齢が異なります。長野市が発刊している「子育てガイドブック(子育てガイドブック、アプリの紹介 – 長野市公式ホームページ (city.nagano.nagano.jp))」をご覧になるか、直接園へ問い合わせをいただくと良いでしょう。

入園までの準備

各園の入園案内を問い合わせましょう。書類は入園願書と要項にそって 手続き(住民票など)があります。また、入園に際しておむつがとれてい ない、人見知りする、などの心配は無用。特別なことは事前に先生方に お話すると相談にのって頂けます。4月、5月は「幼稚園の生活に慣れ る」ことが大きなねらいです。集団生活の中で友達の姿をみながら、『 自分でやってみよう』という気持ちが生まれてくるようです。

食事について

例えば週3日間は手作り弁当、残り2日は給食という具合に補完給食を実施しているところや完全給食としているところもあります。 お弁当と聞くと『めんどうくさい』『週3日もつくれるかしら』と不安要素もありますが、子どもたちが喜んで手作り弁当を食べている姿を見るとそんな思いも飛んでしまいます。いつの時代も 『お母さん弁当』は子どもたちには大人気なのです。味覚の育つ大切な時期。そして家庭の味を大切にするという意味も込められています。
最近は食物アレルギーなどにより、給食が食べられない子どものために手厚いサポート体制を敷く園も増えてきています。

時間について

ひと昔前から変化し、幼稚園においても預かり保育を早朝から夕方まで実施しているところがほとんどです。 これにより保育する機能も充実し、今のニーズにあった仕事をもつ親御さんも入園しやすい環境が整いつつあります。預かり保育中に課外活動を行う園も多くありますので、内容に関しては各園に問合せいただくのがベストです。
多くの幼稚園では、夏休みの長期休みにおいても、自由登園日及び預かり保育制度を導入しています。

費用について

費用については、施設形態によって様々です。「授業料、保育料の無償化(上限あり)」が始まり保護者の皆様の経済的なご負担は依然と比べ非常に軽減されています。ますますの拡充が期待されているところです。